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つれづれに気分で更新。
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珍しく色々考えましたが、やっぱり考え過ぎる時は結果が出ないわー。

阪神 ラジ短(旧姓)結果

1着 フサイチホウオウ   2着 ヴィクトリー   3着 ナムラマース       

中山 クリスマスC結果

1着 マツリダゴッホ     2着 ニホンピロキース  3着 ファイトクラブ

まったく普通にやるべきだったと変な反省をしてしまいました。無理はよくないね!!今日はうめぼしの体調がよくない展開でした。

さてなぜ回顧なのかといえば、実はフサイチ-ヴィクトリーから3連単で流していた馬が四着になったんです。いつもお邪魔するブログの方が押していたので、買い足ししました。残念です。さらに1着になったフサイチの斜行がなんかすっきりしません。ここ何年凄く思うのですが、斜行=降着の線引きがよくわからなくなってきました。

あのカワカミが降着なら今日も降着で当然に思います。被害にあった馬は5着でアレが無ければ?!と思う内容です。ゴール後に安勝が後ろを見ていたのがやった本人の素直な気持ちの表れでしょう。ただ、今の制裁制度は事情聴取を行いそれに基いてやっているので、騎手が庇ってしまえばどんなことも許される可能性がある。明日出走するメイショウサムソンも斜行しまくって今まできました。神戸新聞杯は覚悟しましたからね。しかし、三冠にチャレンジすることや、石橋守騎手の人徳で丸く収まってしまいました。それでカワカミですから…厩舎サイドも実力主義で馬房数がシビアになっていますから、有力騎手の騎乗停止も困るんでしょうね。何せよこれで、有馬のメイショウは注目です。大好きな馬なんですが…

さて中山競馬場の馬場ですが、内がまだ伸びてます。まあこの開催は有馬もありますから、同じG1でも皐月の時よりよく出来ている。ほぼ例年通りです。後方から伸びるラインは馬場の真ん中以上なので、先行有利は間違いありません。ただディープロードはありそうですので、ディープについていく馬の逆襲が初めて見れるかもしれません。

内が止らないとすると、直線入り口先行馬は密集するかたちになるので後方からの差し馬はもうディープに勝つレースは出来ないと考えます。くるのは先行勢で一頭。今までありえないことですが、後方で末ある馬一頭に勝負気配を感じます。

古馬になってからディープのレースがどうも楽しくないんです。強いし、凄いんですが…なんだろうっJC以来考えていたんですが、ディープを負かそうって鬼気迫るものが無いからです。どうすることも出来ない相手とわかっても勝負の世界でこれはいただけません。どんなことをされてもそれを跳ね除ける。そんなディープを見たいんです。

友人と話していたんですが、ディープに勝つ気がない馬ばかりなら豊がスタート直後落馬してハンデ戦にすればって。菊花賞のノーリーズンの時の様にまた乗る努力を…

話しがそれましたが、今年の夢馬券のテーマは

『ディープを負かす!!勝つレースをする馬と騎手対ディープ。最後に飛んでもない強さを見せてくれ!!』馬券で勝負します。

過去には「牝馬でGO」とか「逃げてGO」とか「外人でGO」とか「復活でGO」とかなんか馬券になったためしがありませんが、とにかく凄いレースが見たいです。最後までかわいそうな奴でディープを終わらしてはいけません。

ああ・・・もうほんとに今年も終わりです・・・

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一年馬券が当たらなくても有馬記念を当てると何故か一年幸せだったりする。

一年馬券が当たり続けても有馬記念をはずすと何故か年明けまで反省会。

有馬記念を作った有馬さん。同名の同級生がいたけれど、有馬ってなぜ自分の名前をつけちゃうかな?!でも田中記念や勅使河原記念じゃなくてよかったって思うね。なんにせよ馬の字入ってるし…

さて今日頑張って暮れの夢馬券で幸せになるためにまずはラジ短で頑張ろう!!

馬柱を見るまではフサイチホウオウヴィクトリーでいいかと思ったんですが、例年にない高いレベルのドングリで参った。正直勝負レースではないんですが、無理やり予想します。過去見ていると長距離血統の馬が上位を占めやすい(そりゃみんなマイル走りたくないからね当たり前か…)人気薄で②⑥⑩が来てもおかしくない。

JRAのホームページで人気馬の連帯実績が載っているのですが、もう勝負するつもりがあまりないならこんな買い方もありです。

一番人気は過去馬券対象になりやすいが、頭かどうかはわからないので、今回③フサイチを1~3着にします。

二番人気は連帯率が高く3着はないので、現時点で二番人気の⑦ナムラマースを1,2着固定します。

三番人気は一着がないので⑪ヴィクトリーを2,3着固定します。

四番人気も3着がないので、④アサクサキングスの1,2着固定します。

この十点で遊ぶかな…一番低いオッズで19倍、最高が160倍くらい。来れば元は取れます。ただ2,3番人気は直前で変る可能性がありますので、ギリギリまで見るしかないです。それか点数増やすかですな。これで当たることもあるから今回はこれで、後フサイチと二番人気になれヴィクトリーで人気薄に流します。

A③⑪-③⑪ー②⑥⑩

B③④⑦-③④⑦⑪-③⑪

C③④⑪-③④⑦⑪-③⑦

Aは必ず買います。B/Cは人気が変ったとき様です。どちらかを買います。

なんだか適当ですが、これだけレベルが高いと比較で消すのが難しい。後この開催は登録馬が多いので、勝負気配はかなりあやふやです(特に条件戦)なので始めから荒れるを前提に頑張ってみます。人気より自分を信じよう!!

追加

中山11RクリスマスC

クリスマスなんだから今年の入金を引き落としたいものです。そこで、人気の祭りだ祭りだヒモに予想を始めました。

わたし中山1800(芝、ダート問わず)少し変な理論を持っています。穴になるのは短距離の逃げ馬。しかも中山の1200(しかないんですが…)で好走している者を狙います。 今回はあまりいないのですが、こうなったら1200でもいいかっといい加減に軸を決めました。⑩北村シンボリ藤沢騙馬。そして勝春がのる⑬アクシオン。この2頭を軸に流します。

このレースは条件が毎回違う施行なのですが、勝ち馬はなかなかの馬たちです。ここから一年活躍を期待出来る馬を狙ってもある2頭です。祭りだ前走勝って金杯を狙っていたはずですここはあっさりもありますが、持ちタイムが微妙でなんともいえません。さらにノリがノッているので、メインはいりません。明日頑張れ!!(のりが二度コケル事ってすくないんですがね…)

⑩-⑬-④⑥⑧⑨⑪⑭ 3連複(期待度大、自信度極小)

ほんとは祭り、東海、ワイルドを切って五頭ボックスしたいんですわ(汗)

 

今週末はいよいよ有馬記念。

ディープの引退興行的な流れですが、ひねくれものの私はあれこれ考える。

ディープの中山戦を検証してみたのですが、彼は坂得意ではない。能力が抜けているので、どうしようもないのだが、中山はいつも無理から仕掛けてやっとなんだね(圧勝だけどさ!!)そこでよくよく見ていると…豊ロードを付いて行ったものがよく伸びている。確かに勝つまではいっていないが、はまればいいコース。

ディープが勝つとき必ず先行馬が残っているが、二通りに分けられる。ディープより早く仕掛けて残す、勝ちにいく競馬をした者。勝つより着を拾いに行った者。間違いなく今回の有馬で勝ちに行かざるおえないのは、ダイワにメイショウ。騎手では岩田あたりは先行勢で勝ちに行く乗り方をする…かな?!

しかしこの先行勢の曲者が一頭おりまして・・・私大好きなうまなんですが、メイショウサムソン。彼に根性見せてもらいたいもんなんですが、一つ問題があります。それは斜行癖?!(右周り左回り関係なく直線でよれる…守ちゃんが御せるとはもう思えない・・・)なんで、展開を考えてると必ず斜行して審議対象…しかも先行有力馬に体当たりで、まかり間違って勝っても降着なんです・・・もし内ラチ沿いを走ったとしても必ず直線に向いたら馬場の真ん中にいると思われますので、なんとも買いにくい。(失礼ですがイメージの中で審議のランプが絶対つくのがわかるんですわ・・・)

そこで先行勢がゴチャついた時に真価を発揮するのは騎手の腕です。明らかに先行しなくていい馬は、ポップロック、スイフト、ドリパス。この三頭で先行勢の壁を破るわけですが、内田騎手は内ラチでじっと我慢してしまいそうで、下手すると脚を余す可能性があります。勝負どころで器用とは言いがたい人馬ですので、可能性はあります、しかもここでさらに問題なのは中段にノリとペリエがいることです。ノリやペリエのことですから、メイショウがよれる事を加味してその直後をついていくでしょう。内田騎手をどうこうと言うより自然に封じ込める展開がありそうです。さらに困ったことに今回アドマイヤフジに幸四郎が乗っています。彼のことですから、必ず外目をのんびり回ってくるでしょう。その外をディープが飛んでいくわけですが、間違いなく今年の皐月賞のフサイチジャンクのように馬群を結果的に広がれないようにしてしまうはずです。(なんせでかいからコーナーで無理できませんから)

さてさて先行勢は500キロ級の馬がえっちらおっちら走っているわけですが、逃げるのは誰だ?も重要です。逃げ馬といわれるのはコスモバルクにアドマイヤメイン、トウセンシャナオーあたりです。しかし、この中で間違いなく行く気がない奴がいます。柴田ヨシトミ鞍上のメインです。

彼のホームページhttp://www.jcclub.net/yoshitomi/をみて愕然と…ある意味予想通りだったんですが・・・ひかえるってさ!!もうこれでかなり買いたくなくなりました。もし行ったとしても豊のようなペースはまず作らないでしょう。ミドル以上のペースを期待している馬にとってはこれで落ち着く可能性もあります。残りの2頭はコスモが無理しないと思います。なんせ未だにSペースがいいとかイガフユーが言っちゃってますから今回は厳しいです(Hペースになったジャパンカップで差してきたときの展開は考えられます。)トウセンが後藤を降ろして勝浦まちゃきになったのはラビットに近い形を森調教師が狙っているのかも知れません。セントライトの時のようにノーマーク騎乗を狙って8着以内にいて賞金…そんな感じでしょう。後はウイン正義が行かしていけなくはない馬です。ただ、出送れて無理したらそこで終わりです。

こうやって考えるとペースは速くならない?と感じます。ただ、メイショウの隣にコスモがいますから、メイショウがテンション上がって二番手あたりまで行ってしまう可能性があります(スタートしてコーナーで引っかかったら守ちゃんにはきつい…)そうなるとデルタやダイワもメイショウを軽くマークしていけるので、それなりのペースになると思っています。一番最悪な展開は三コーナーで急に早くなることです。これ間違いなくディープ勝っちゃいます。出来れば厳しい流れのままであってほしいのですが・・・

なんのまとまりもない空想を書いてみたが、まだまとまりがないですね。ただ、これだけは買います。

豊、安勝、ノリ!!気をつけて~

年が明けると競馬の中心はクラッシクへとシフトしていく。
競馬に携わるものすべての夢と言っても過言ではないダービーを目指して…

「はぁ~あ…眠い」
「・・・」
「次いつ走るんやろ…」
「・・・」
「あれは…祐一はんや・・・瀬戸口の旦那となに話してるんやろ…」
「・・・」
「何も聞こえへんから寝藁でもかじりながら寝よ。」

二月の東京競馬場。

「フサイチリシャール先頭に踊り出た!長い直線を逃げ切ってしまうか。馬群の中から虎視眈々、武豊とアドマイヤムーンじっと我慢も馬なりで馬群から抜けてくる。先頭はフサイチリシャール。さぁアドマイヤムーンが武豊のGOサインに反応して伸びてきた!!アドマイヤムーンとフサイチリシャールの一騎打ちになりそうだ!!外からはマッチレスバローもいい脚で伸びてくるが、フサイチリシャールこらえきれない!!アドマイヤムーン一着でゴールイン。」

素質馬の一騎打ちは武豊駆るアドマイヤムーンに軍配が上がった。二着は死守したフサイチリシャールではあったが、G1馬として不満が残る敗戦であった。ここからリシャールの歯車がおかしくなっていく。


翌週の京都競馬場。

有力馬不在で混戦もようのきさらぎ賞。押し出される形でメイショウサムソンが一番人気。

「なんや、またリシャールおらへんのか…なんかパッとした奴も居らんし気合のらんの~。」
「パッとした奴がいないとはどういうことじゃい!!」
「誰やお前?」
「名を尋ねられたら答えるが道理。我輩でっかいどうは北海道、様似さまさまで生を受け、流れ流れてやってきたのが美穂トレセン。姓はマイネル名はスケルツィ人呼んで!!…今年の岡田軍団で組長からクラッシクにのってさらに一個くらい取れるのさ!!バルクの上にいけるだけの素質があるんだ。だ!!」
「これはこれはご丁寧に…って長いわ!!」
「何でもええから覚えとけアホ!!お前なんかオレの足元にも及ばないことを見せてやるわい!!なんせオレは岡田組の一番馬なんじゃけ!!人呼んで…」
「もうオレが悪かったからどっか行ってくれよ~。」
「君達、レース前に無駄な体力を使うなんて…ずばりナンセンスですぞー。」
「…なんでオレの周りにはこんなんが寄ってくるんや…」
「ズバリあなたが一番人気だからでしょうー。」
「あっホンマや!!…」
「語りつくせないアドマイヤ軍団の中で、初めて生まれた超天才ことアドマイヤメインとはズバリ私のことでしょうー。」
「…なんかキャラ濃いし、こいつどっかで見たことあるような感じやなぁ…それで何の用や。」
「競馬は数学です。「神の法則」を解き明かした者がズバリ勝つのです!!」
「だから?!」
「あなた達は私に勝つことは・・・ズバリ出来ないでしょう!!」
「お前になんか勝たすかい!!こいつは負けかもしらんが、オレはまけてないからな!!がり勉もウドの大木もオレがつぶす!!」
「…はい負けました。ゴメンナサイ。だからもうどっか行ってください。」
「あはははははは!!!ズバリこのレースもらったでしょう。」

「はぁ…残ってたヤル気なくなった…」
「おいおいそりゃないぜっアミーゴ!!」
「・・・」
「無視って…繊細な俺の傷ついたハートを誰か温めてベイビー。」
「・・・」
「僕のこと覚えてないのかい?!ちょっとショックだけど…まぁいいさ!!それもこれもリシャールのせいとしときましょ!!アディオス・アミーゴー」
「何やあいつオレのこと知ってんのか…名前もいわんと行ってもうたけど、まぁいいわまとめて軽くもんでやろか!!」

きさらぎ賞・勝負所

「よっしゃそろそろ守ちゃんいくで~」
「ズバリこのレースもらったでしょうー」
「おっ来たながり勉!!」
「2000メートルの『神の法則』はズバリ解けたのです!!」
「…このレース1800やけど…」
「…おおおなんというイージーミス!!ズバリこれは計算しなおしです~!!」
「待たんかいワレー」
「なんや!!次は岡田組か!!」
「名前覚えとけ!!どこまでアホなんじゃい!!…おい待ていうちょるじゃろがい!!」
「待てって言って待つわけないやろ…抜けるもんなら抜いてみー!!」
「ナメくさりやがってぇぇぇぇぇぇ」
「おっ?!結構やるやないか。」
「岡田組の根性みせたるわ!!」
「オレも燃えてきたで~!!勝負や岡田組!!」
・・・・・
「皆さん熱いね~でもレースで熱くなるのはスマートじゃないんじゃない↑」
「!!!」
「どこ見てるんやウドの大木!!」
「名無し!!」
「名無しってなんじゃい!!俺には名前があるんじゃ!!」
「お前やないわ!!ちょっと黙っとけやボケェがぁ…○の穴から頭突っ込んで口の中でガタガタ言うぞ!!わかったか!!!」
「…はい」
「アミーゴ思い出したかな~!!そろそろ…追いついちまうよ!!」
「!!!!」
「ども!!」
「なっ…!!」
「アデュ~!!」

人気馬が実力を出し切ってなかなか見ごたえがある直線も、一番人気のメイショウサムソンを二番人気のドリームパスポートが差しきったところがゴール。見るものが見ればかなりの好レースだったはずなのだが、注目馬不在のレースの評価は上がりにくいものだった。しかしここでのメンバーが今年のクラッシックを盛り上げることとなっていく。クラッシック第一弾皐月賞まであと二ヶ月。

「おお、勝っちゃったよハッピー↑」
「…お前あのときのやつやったんやな。」
「アミーゴー!!思い出したね!!」
「…何がアミーゴやねん、馬鹿にしくさってぇぇぇ」
「おっと、怒らない怒らない、もっと楽しくいきましょう。真っ白白助にリベンジする者同士仲良く仲良く。」
「いずれリシャールはシバく…しかし、二度も負かされて黙って仲良くするほどお馬よしではないんや。」
「こわい…怖いねー。レースも終わったんだ楽しくやろーぜー。」
「楽しくできん…今日はしゃあないけどな、次が本当の勝負や!!」
「そんなに熱くならずに気楽にいこうぜアミーゴ!!」
「・・・」
「・・・なに?」
「お前、名前なんだっけ?」

そろそろと春になる三月。

 三月に入るとクラッシックに向けてトライアルレースが次々と行われる。皐月賞に向うトライアルは三つ、弥生賞、スプリングS、若葉S。今年はそれぞれに注目馬がかち合うことなく参戦していた。弥生賞にはアドマイヤムーン。若葉Sにフサイチジャンク。スプリングSにフサイチリシャール。
 この中で毎年一番の注目は弥生賞。皐月賞と同じ条件で走るために本番で人気になる事が多く、注目度の高さは折り紙つきである。
トライアル初戦である弥生賞に参戦したアドマイヤムーンはダントツの一番人気。相手はサクラメガワンダー、二番人気に甘んじてはいるものの暮れの重賞でアドマイヤムーンに勝った実力馬。お互い勝って本番に向いたいところである。
 マッチレースも考えられたこのレースは、共同通信杯でフサイチリシャールを破ったアドマイヤムーンが鞍上武豊に導かれ完勝。二番人気のサクラメガワンダーは休み明けがこたえたのか惨敗。アドマイヤムーンはフサイチリシャールを破り、さらに暮れに負けていたサクラメガワンダーにリベンジしたことで、評価を確固たるものにした。

弥生賞から二週間後。阪神競馬場、若葉ステークス。

 例年注目が薄い若葉Sだが今年は違った。数億という高額馬でデビュー前から注目を集めていたフサイチジャンクが参戦。デビューから無傷の三連勝で今回が試金石の一戦。さらに超良血のキャプテンベガ。母はニ冠馬のベガでこちらも期待の馬であった。良血だから高いから走るとは限らないのが競馬の世界。しかしこの2頭は期待にしっかりと応えた。勝ったのはフサイチジャンク、鞍上武豊に導かれ、前年のディープと同じように無傷で皐月賞へと向う。ファンは2年連続無敗の三冠に夢を膨らませていく。二着のキャプテンベガは優先出走権を獲得、最低限の仕事をこなしファンの期待通りにクラッシックにのってきた。

翌日の中山競馬場、スプリングS。

 どんよりとした中山競馬場。皐月賞トライアルと銘打たれたレースも最後。注目は現世代唯一のG1馬フサイチリシャール。前走負けはしたものの、色々な要因が考えられる敗戦に人気は下がることはなくダントツの一番人気。他の注目馬がきっちりトライアルを勝ち上がっていくなかで、ここは勝って本番で勝負する。ファンの注目はそこにあった。

「ついにキタで~…」
「おうアミーゴ!!」
「なんやお前もおったんかい?!」
「おお、アウトオブ眼中…つれないじゃな~い。」
「こっちは待ちにまった日なんや…お前は違うんかい?」
「そりゃー勝ったらハッピーよ!!でも無理してまでってカッコ悪いじゃない↑楽して勝つ!!スマートにね。」
「楽したお前にオレは負けたんやな…なんだか惨めや…」
「おお何がそんなに悲し~レース前にそんなにテンション下げたら、あいつに勝てないぜ!!」
「ああホンマやな、励ましてくれてありがとう…って今お前に傷つけられたんや!!」
「その意気であいつに挨拶ぶちかまそうぜ!!」
「あ、挨拶ってなんや…傷つけた事はどうでもいいんかい…」
「おいリシャール!!今度こそオレ様がクールに差しきってやるぜ☆ъ(*゜ー^)> パチンッ♪」
「・・・」
「おいおい無視かよ↓ほらアミーゴもガツンと言っちゃいな!!」
「お、おう…おいリシャール!!」
「馴れ馴れしく話かけないでくれないかな。しかも呼び捨てにされるなんて心外だよ。だいたい君たち誰?」
「!!…なんやこいつ、偉く目線高いやんけ。」
「俺の名前はドリームパスポート。こっちは相棒のメイショウサムソン。」
「ああ…きさらぎ賞を勝った…」
「そん時の二着が…」
「二着なんて興味ないから、重賞も勝ったことない者にも興味ないしね。」
「(  ̄3 ̄)~♪ なかなか言うじゃない!!」
「ええで…このレースで忘れられん名前にしてやるわ…」
「おい待てよアミーゴ!!」

3コーナーから各馬勝負どころ、直線に入る。

「今までの鬱憤を晴らしたる!!いくで守ちゃん。」
「重賞も勝ってない君に僕が負けるわけないじゃないか。」
「本気で勝負したことなんて一度もないんや!!G1取れたのもオレが居らんかったからや!!」
「弱いものほどよく吠えるものさ!!G1馬の重みがどんなものかみせてあげるよ!!」
・・・・・
「アミーゴやってるねー…じゃそろそろ行こうか!!」
・・・・・
「どうしたのさ!!君の本気ってこんなものかい!!もうふらふらじゃないか!!」
「…まだまだや…!!」
「おっと忘れてもらっちゃ困るね!!お二人さんだけで競馬してるわけじゃないんだぜ!!」
「来たな…!!」
「俺にもG1馬の力ってのをみせてもらいたいね!!」
「どいつもこいつも…G1馬の力の前にひれ伏せーーー!!」
「G1G1ってやかましいんや……お前らぁぁ…まとめてつぶしたる…潰したるぞーーー!!!」
「こ、こいつ?!なんなんだ!!」
「ア、アミーゴ…コワッ!!」
「ウガァーーーー!!!!!」
「君たち…なんか…負けるわけ…いかないんだー…。」
「なんやフラフラやんけ…!!」
「・・・G1馬は…伊達じゃ…!!」
「お前の力なんてそんなもんやーーー!!!!」

直線の攻防は熾烈を極めた。メイショウサムソンに並びかけ一度は先頭に立ったフサイチリシャール。しかし突き放せない。2頭で後方馬群を引き離していくなかで、馬群から一頭ドリームパスポートが着実に差をつめてくる。三頭中山の坂を懸命に叩きあうも最後にもう一伸びしたメイショウサムソンが首差で2頭を退けたところがゴールだった。

「・・・」
「アミーゴ!!」
「はは、なんかよう覚えてないけど…オレが勝ったやろ。」
「…素直に完敗。」
「これで一つ返せたな…」
「俺はあいつに負けちゃったよ。」
「お前…負けたんか…そりゃ~。」
「別にいいさ!!」
「あいかわらずかるいの~」
「おっリシャール。」
「・・・」
「どうだリシャール↑俺の相棒強いだろ~!!」
「・・・」
「おいおいパドックでの覇気はどこいったんだ?!そんなにしょげることじゃないだろ!!まだ白星先行なのに…」
「・・・僕は君たちとは違う。」
「ははは負けてなおそれか、おもろいやっちゃの~。」
「・・・僕は君たちとは違う。」
「リシャール…大丈夫か?!」
「ほっといたれ…現実を受け入れん奴ならこれでしまいや…かまうだけ損やぞ。」
「おお厳し!!」
「厳しいない、腹がたっとるんや…」
「まあ相棒がそう言うならほっときますか。」
「・・・」
「ところで・・・」
「何?!」
「オレはいつからお前の相棒になったんや?」


同じ日の阪神競馬場

 阪神大賞典を年明け初戦に選んだディープインパクト。ファンの注目は中山競馬場よりもこちらに集中していた。暮れの思わぬ敗戦から三ヶ月が経ったものの、あの衝撃は強い印象を残していたのだ…。しかしその印象はあっさりと消し飛ぶ、完全復活が適当な言葉かわからないが、変わりなく圧勝。なんの不安もなくいつものディープがそこにいた。今年一年がまたディープの年になるのは間違いなかった。
 直前に中山競馬場で行われたトライアルの印象はあっさりと影に埋もれていく。どんなに頑張ってもいつもそれ以上のことがある…メイショウサムソンは時の女神にそっぽをむかれたまま、クラッシック第一弾皐月賞へと向う。

つづく・・・

 

 

 


話は唐突に始まる…

「シンボリルドルフ以来の無敗の三冠馬誕生!!ディープインパクト歴史にその名を刻みましたーー!!!」
荒々しい鬣に少し冷たく感じる風を受け、けして大きくはない馬体が何事もないように馬場を回る。
 名門の牧場で育ち、一流の血統に超一流の身体能力を兼ね備えたディープインパクトは、ホースマンの夢であり、サラブレットの理想を体現していた。
興奮と安堵の中、日本中でディープを称えていた多くの競馬ファンはまだ知らない…ディープとは似ても似つかないアウトローな三冠挑戦馬が一年後現れることを…

「世間様は三冠、三冠って…三冠ってなんなん?それよりも飼い葉をもうチョイ増やしてくれへんかなぁ…」
「サムソンさん三冠知らないの?」
「あ~知らん。」
「僕達はみんなそれを目指してるんだって。」
「だれに聞いたん?」
「テキとかよく来て話してるよ。」
「ああ瀬戸口の親分さんか~…オレの前にはたまにしかこんから世間様の事はようわからん。」
「牧場でもよく言われましたよ…だけど僕も詳しい事はわからないんです…ただ三冠になったら凄いって皆に。」
「シェンクはんは名門の出やさかい、俺より世間を知ってると思うわ。まぁ三冠が何か知らんが、皆喜んでるみたいやし、良い事って事はなんとなしにわかるよ。」
「皆が喜んでくれるなら僕も三冠になりたいなぁ…」
「オレはそれより飼い葉が多いほうがいいわ。」

秋のG1で盛り上がる中、翌年のクラッシクに向けて2歳馬達も熾烈な争いを繰り広げる。

三冠馬誕生の余韻が残る一週間後の京都競馬場。

「強い強いフサイチリシャール!!持ったまま後続を寄せ付けず圧勝!!2着は一番人気ドリームパスポート。離れた3着には人気の一角メイショウサムソンとロジックですが…」

 勝ったフサイチリシャールは母にフサイチエアデールという良血。しかしその毛色と走りは夢半ばで引退した父クロフネを思わせた、リシャールの逃走劇に皆クロフネの第二幕を想像し心を奪われる。…そんな中で3着争いにも敗れたサムソンに注目が集まるはずもなく、スターホースの影に埋もれる一頭の競走馬としてそこにいた。

「えらいしんどいわ!!なんやねんあいつ」
「サムソンさんお疲れですね?!」
「おう、シェンクはん。」
「なんかあったんですか?」
「いやいや普通に走ってきたんやけどな、うちの地元にはおらんような奴にあったわ。」
「サムソンさんの事だからめちゃめちゃビビらしてきたんでしょ!?」
「いや…捕まえきらんやった…隣にお上品なガキがおってよ、そいつがしんどいとか言うからちょっと励ましてたらなんだかわからないうちに突き放された。なんか遠~くをひた走ってたからな、ノーマークや…」
「へぇ…そいつの名は…」
「フサイチ…何チャラや…、隣にいた奴はロジック言うんのは覚えてんねんけど、何チャラは遠すぎてわからんかた。」
「フサイチ何チャラですか…」
「ああ、何チャラや…次みつけたら絶対しばいたるけな…」
「じゃあサムソンさん二番だったんですか?」
「……いや四番や。」

 冬の足音が少しずつ聞こえてくる11月半ばの東京競馬場。
「ここも逃げ切ってしまうのか!!強い強いフサイチリシャール!!二着争はメイショウサムソン。」
 勝ったフサイチリシャールは3連勝で重賞を制覇。さらにレースレコードのおまけ付き。その強さは二歳戦だけではなく、翌年のクラッシクの中心にまでなる存在になっていた。
 二着になったサムソンは前走6馬身以上離されていた差を2馬身まで縮めていたが、勝ち馬の鮮烈な勝ちっぷりに埋もれてしまう…僅かさで3着になったオンファイア。ディープインパクトの全弟という超良血の輝きもメイショウサムソンにスポットが当たらない要因でもあった。
サムソンの影は知らず知らずの中少しづつ濃いものになっていく…光が強ければ強いほど影は濃く、闇は深くある。

「もうホンマなんやねんあいつ…」
「何チャラがいたんですか!!」
「おったよ…」
「その様子だと何チャラしばけなかったんですか…」
「………遠出して帰ってきてたら仲間に傷をえぐられるこの悲しさ。」
「ご、ごめんなさい…重賞挑戦で凄く気になってたもで。」
「そやなぁ…重賞も取れんし、しばくんも出来んやっわ。」
「そんなに何チャラは強いんですか?」
「いやそんなこともないと思うんだけど…」
「えっ!でもしばけなかったんでしょ?!」
「いやな…隣に親切な奴がおってよ…オンファイヤちゅうんやけど、初めてきた俺に東京競馬場を一生懸命案内してくれて、あまりに一生懸命あっちもこっちもって説明してくれるから、最後まで聞いてやらんと悪いやんか…」
「それでまた…」
「捕まえれなかったのよ…でも…」
「でも?」
「何チャラの名前が分ったで…フサイチリシャールや。」
「!!!…最近テキがよく話してた奴じゃないですか!!」
「そや…強い強いってな、同一馬物やったんや。」
「僕も会ってみたいなぁ…。」
「シェンクはんは次も重賞?あいつ居るかもしれんで。」
「次は重賞じゃないみたいですけど、居たらサムソンさんの敵討ちですね!!」
「ありがとうな…やけど自分の落とし前は自分できっ…ちりつけるさかい、シェンクはんはいつも通りやってきたらええよ。」
「そうですよね…まだそいつが居ると決まった訳でもないし、とにかく頑張ってきます。」
「それより腹減った…馬運車の藁まで食いたいくらい腹ペコさんなのよ私…」

十一月も終わりの京都競馬場。
「外から2頭並んで飛んでくる。マルカシェンクとドリームパスポート!!そのまま2頭並んでゴールイン!!…一着はマルカシェンクか…」
 勝ったマルカシェンクは無傷の三連勝と2000メートルを克服した事でクラッシクの一番馬としての地位を確固たるものにした。逃げるフサイチリシャールと追い込みのマルカシェンク、対照的な2頭の対戦に注目が集まっていく事となのだが…。

「シェンクはんおめでとう。」
「ありがとうございまーす。」
「さすがやで~瀬戸口の旦那の期待によう応えてる!!わしにはマネできんで~。」
「そんなぁ、照れるじゃないですか…」
「あんた達浮かれるのもいいけど天狗になるんじゃないわよ…。」
「これはこれはラインクラフトの姉さん。」
「そ、そうですよね…ちょっと嬉しくて浮かれてました。」
「まぁ勝つのも大変だから浮かれる気持ちもわかるわよ、ただね……」
「ただなんですか…?」
「説教なんて柄じゃなかったわ。ごめんなさいね。とにかく頑張んなさい…」
「は…はい、頑張ります。」
「姉さんのような方が私達を励ましてくれるなんて…感激です。姉さんのためならこのサムソンなんでもしまっせ!!」
「ありがとう…ただ私の為と思うなら、テキのために頑張ってね。」

マルカが勝った翌日の東京競馬場。

 今ほど世界へと日本馬が出て行かなかった時代。世界を知る意味で、戦いの場として誕生したジャパンカップ。海外からのゲストが華やかにパドックを彩り、毎年独特の雰囲気のなか行われる。

直線の攻防

大逃げのリードを保ったまま先頭はタップダンスシチー。はたして余力はあるのかないのか?!
馬群から早め早め、ウィボジャード先頭に襲い掛かる
「へなちょこ男どもは私の後ろからゆっくりいらっしゃい、オーホッホホホホ…」
坂上でタップダンスシチー、一杯か?!
馬場の真ん中アルカッセットも伸びている!!
「エスコートでもいたしましょうか?」
「あら、そんな余裕がおありになるの?私、先頭は譲りませんことよ」
ようやく外からゼンノロブロイ!一気にゼンノロブロイ突き抜ける勢いだ!
「そうね…君にかまってる場合じゃないみたいだ!!」
「うりゃうりゃうっりゃうりゃー……ああもう疲れた、そんな引っ張らんでも追いついてるって…ヤル気なくすって、仲良く走ればいいじゃないって聞いてる?」
ゼンノロブロイとアルカセット!!お互い譲らない!!
「私を差し置いて盛り上がってんじゃないわよ!!ちょっと待ちなさい!!」
日本の名手武豊とリンカーンもやってくる…「僕も仲間に入れて~」
激しい先頭争いアルカセット粘る粘る、鞍上デットーリの激しいアクションに応えるアルカセット。
「どけどけどけどけどけー!!!」
後方から馬群を割ってやって来るのはハーツクライ?!ハーツクライだ~!!
「なにっよ!!危ないじゃない!!」
「何人たりとも俺の前を走らせはしなーい!!」
ハーツクライものすごい脚で先頭に襲い掛かる!!
アルカセット、ハーツクライ、アルカセット、ハーツクライ2頭並んでゴールイン…!!果たしてどちらが勝ったか…?!

 見ごたえある直線は、ハーツクライとアルカセットの2頭が並んだ所がゴール。
首の上げ下げをモノにしたのは世界のナンバーワンジョッキー、ランフランコ・デットーリ鞍上のアルカセット。破られる事のないであろうと言われ続けた脅威のレースレコードを更新しての勝利だった。破れたとはいえハーツクライも同タイムの二着、ちぐはぐなレースが続いていた為に人気は落ちていたが、日本馬最先着は底力のあるところを改めて感じさせるものだった。

「ちょっとアンタ!!よくもさっきは邪魔したわね!!」
「………」
「ちょっと聞いてるの!!」
「なぜ、なぜいつも届かないんだ…お母様から教えてもらった方法なんだぞ~!!」
「なんなのアンタ?!」
「なぜだ…お母様の教えは絶対だ!!絶対のはずなんだ…~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあぁアアアアアア・・・。」
「この私をとことん無視するのね…そこの縦じまマザコン!!覚えてなさいよ!!」
「覚えてなさいって、君も引退だろ?!」
「私はまだ走るわ!!次は香港よ!!絶対またここに戻ってくるんだから!!」
「それはそれはご苦労様なことだな。まあ引退は我々が決める事じゃないから、せいぜい引退させられないように頑張んな…」
「うるさいわね!!さっさとウイニングラン行きなさいよ!!」
「お母様…僕はどうしたらいいんでしょう……わ~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあぁ~~~~~。」
「アンタもうっとうしい!!お母様~なんて言ってないでちょっとは自分で考えて走ったらどうなの!!いつまでもぐちぐち言ってると蹴るよ!!。」
「……」
「何よ?!」
「もっと言って…」
「筋金入りの…変態ね。」


冬本番を迎える12月、中山競馬場。

「直線先頭はフサイチリシャール、後続を突き放す。馬群からジャリスコライトも伸びてくる、しかしリシャールが止らない、粘る粘るフサイチリシャール。後方から凄い脚で飛んでくるのはスーパーホーネット~!!フサイチリシャールに届くか届くか…2頭並んでゴールイン!!僅かに内フサイチが粘ったか?!」
四連勝で2歳チャンピオンに輝いたフサイチリシャール。母が手に入れることのできなかったG1を易々と奪取した。出てくれば人気を分けあったマルカシェンクは、調教中に骨折。もともとここを目指していなかったが、来年の対決も微妙な状態であるため、ファンの期待はフサイチを中心に回り始める事となる。

暮れのG1も有馬記念を残すのみとなった。そのグランプリに向う谷間の中京競馬場。

「リシャールも居らんのに負けられるかー!!って、なんでオレはこんなところで走ってなアカンねん!!守ちゃんようけしがみついときや!!ぶっ飛ばすで~!!」
リシャールが勝ったG1の注目度と比べるべくもない2歳のオープン戦。レースレコードを更新しレース内容も完勝ではあった。しかしメンバーもたいして揃わないレースをいくら勝ったところでメイショウサムソンの評価が上がることはなかった。まだまだ日陰の道である。

中央競馬の一年間の総決算、有馬記念。
今年の注目はなんと言っても無敗の三冠馬ディープインパクト。勝つ負けるなんて事は問題外で、どうやって勝つのかだけに注目は集まっていた。

「いつものようにディープインパクトがまっくってくる。次元の違う脚で今日も飛ぶのかディープインパクト!!先行集団は直線。先頭はタップダンスシチーにかわってコスモバルク、鞍上五十嵐おさえ切れずに早め先頭?!そこにリンカーンとハーツクライ、2頭とも今日は積極的な競馬でコスモバルクに並びかける。注目のディープインパクトが外からやってきた。先に抜け出した三頭に襲い掛かる。
先頭は熾烈な叩きあい!!ハーツクライが三頭の叩きあいから抜け出す、しかし後ろからやってるくるのはあのディープです。さあディープインパクトがやってくる…先頭はハーツクライ、ハーツクライ先頭!!外からディープもやってくるが、いつもの伸びがないのかディープインパクト?どうしたどうしたディープインパクト!!ハーツクライがまだ先頭、少しずつしか差がつまらない!!飛ばない飛べないディープインパクト~ディープインパクト届かないか~!!!」
悲鳴にも似た実況と観衆の悲鳴が上がったところがゴールだった。

「お母様やりました…やりましたよ(ノ`□´)ノオオオォォォー!!」
「ハーツ君おめでとう!!」
「リンカーさんありがとうございます。僕、僕…もう勝てないと思ってました(_TдT) 」
「ハーツ君もこれでG1馬だね。来年は僕も頑張らなきゃ!!」
「おうおうエリートさんが集まって(*ノノ)キャぴ(*ノノ)キャぴしよって、気色悪いったらないね。」
「バルク君はいつもそんなだから勝てないんだよ。」
「なんじゃと~((o(>皿<)o)) !!」
「ほら~すぐ興奮する…もうちょっと落ち着いて走れば~。」
「そうだぞ!!お前も僕のようになりたかったらいろんな走り方とか自分で研究してみろよ!!」
「((o(>皿<)o)) キィィィ!!お前なんかまだ4勝しかしてないじゃないか!!俺様はすでに7勝してるんだぞ!!教えを乞うのはお前のほうだろうが~!!」
「勝ち星?!チッチッチッ┐( ̄ヘ ̄)┌ 僕はG1馬ヽ(・_・)1v(・_・)2щ(・_・)3…(`□´)/ダァァー!!皆この紋所が目に入らぬか~!!」
「はははぁm(_ _"m)…って何をさせるんじゃい!!とことんなめやがって…」
「なめてなんかないよ。これがルールさ(´ー*`)キラーン」
「うっさい!!お前ら社台のエリート軍団のルールなんていつかぎったんぎったんにしたるけのー!!!雑草魂岡田組をなめるなよ!!」
「ほんとバルク君はいつもうるさいなぁ…あっディープ君…」
「・・・ども・・・」
「残念だったね…」
「ハーツさんが強かったんです…」
「そうだぞディープ(´ー*`)キラーン!!これからは何でも聞きにきなさい。このグレイトスーパーウルトラ最高エクセレントゴージャス……」
「・・・それじゃまた・・・」
「ああまたね…」
「・・・ゴールデンハンマーハーツクライに⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃」
「ディープもう帰ったよ…」
「ド━━━(゜ロ゜;)━━ン!!」

総決算有馬記念は衝撃の展開で幕を降ろした。しかし、何事もなく競馬は続いていく。競馬に絶対はないという使い古された格言を残して

…つづく


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自己紹介:
極論と極論の狭間で人生を謳歌して。いずれ養子100人へと向ってひた走る。明るく楽しくを基本に、布団の中は日々一人反省会。死ぬ間際でもあれもこれもと夢を持ちつつ生きるのが目標。
競馬はさまざまなくだらないデータを飲み込んで忘れ、体内からにじみ出る直感を頼りに根拠なしの自信で邁進。
UMEBOSI





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